装置紹介

汎用手動機

噴射方式や性能の異なる手動式のブラスト装置をご紹介します。

SG方式(重力噴射方式)

SGF-4(A)型
重力噴射方式イメージ図

研磨材をノズルより高い位置にあるタンクに投入し、その下部から供給ホースを経て研磨材が重力落下するのをノズルが吸い込み噴射します。

FD方式(直圧噴射方式)

FD-4-501型
直圧噴射方式イメージ図

研磨材を圧力タンクの中に入れ、タンク内を圧縮空気で加圧し、タンク下部からホースを経て圧送されてくる研磨材をノズルから噴射します。

手動機ラインナップ

台車テーブル式

手動台車型
台車自動走行型

装置キャビネット横に側台を設置するタイプの装置です。
キャビネット↔側台間を台車テーブルが移動できるため、大型かつ重量のあるワークに適しています。台車の自動走行やテーブルの自動回転にも対応しています。

装置キャビネットサイズが豊富で、テーブル耐荷重も750㎏、2000㎏の2種類を標準設定しております。標準設定にないものも対応可能ですので、お気軽にお問合せ下さい。
設置レイアウトに合わせ、キャビネットと本体の位置を逆転配置することも可能です。

スイングテーブル式

SGK-ST型

キャビネット内のテーブルが正面側に2/3程度飛び出る構造の手動式装置です。
ワークは大きくないが重量がある場合に、ワークの脱着が楽になります。
テーブル耐荷重は50㎏、150㎏の2種類を標準設定しております。

省スペース手動機

SFCF型

不二製作所製装置は集塵能力の高さに定評があります。そのため、集塵機は装置本体から独立したものとなります。
設置スペースに限りがあるお客様については集塵能力を保った省スペースタイプの装置をお勧めいたします。
研磨材タンクは装置下側に設置しますので、装置のバランスが取れています。

FDQ-DT型

通常の直圧噴射装置は、装置本体+噴射タンクユニット+集塵機の3部構成になります。
噴射ユニットを装置下に設けることで装置本体(噴射機構含)+集塵機の省スペース化を実現します。
比重の重い研磨材にも対応しています。

LF装置

大型の加工ボックスに人が入りブラストを行うことが可能な装置です。
建築関係や非常に大型の製品に対しての実績があります。
またロボットによるブラスト対応も可能です。

大型ワークを加工ボックス内に入れ込み、防塵服を着用した作業者も加工ボックスに入り加工することが可能です。
加工ボックス内の換気性能を保っているため、クリアな環境下でブラスト加工が可能です。

鏡面研磨(シリウスZ)

シリウスZ装置(Pollux)

ブラスト工法を用いた鏡面磨き用装置です。
エアーブラスト方式のため、職人の手では難しいとされていた複雑形状部への磨きも可能です。メディアはインライン再生が可能なため、いつでも安定した磨き性が再現可能です。

ドライアイスブラスト

TDSD・TSGD
ロボット搭載型

通常のブラストと異なり、メディアの残留がなく安心です。
ドライアイスは衝突した際に気化するため、メディア残留がなく汚れやバリの除去などに適しています。
ライン上に組み込まれた金型を下ろす作業が省かれ、そのまま実施することも可能です。

※ご使用時の注意点

  • 必ず耳栓・安全メガネ・防塵マスクなどの安全具着用の上ご使用下さい。
  • 密閉空間での使用はしないで下さい。

量産自動機

お客様のニーズに合わせたオリジナルの自動加工装置が製作可能です。
ホームページ掲載の装置以外にも、製品の大きさや加工用途に合わせた機種の
選定・ご提案が可能ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。

量産自動機ラインナップ

バレル回転兼手動機

SGK-LD型

バレル研磨と同様にワークをカゴのなかで混転させながらショットブラストを行う装置です。
小物ワークの量産対応に対応しております。
また、この装置の特徴として、汎用手動機としても適応できる事が特徴です。

製品のサイズによってバレルかごの穴径変更が可能。
1バッチに投入するワーク量に応じたバレルかごのラインナップも充実しています。

タンブラーベルト式

SG-BL型

タンブラーベルトが駆動することで、ワークがタンブラーベルト上で混転されます。
この装置ではノズル振動機構が設けられており、より1バッチあたりの加工量を稼ぐことが可能です。

ワークの大きさや形状によってタンブラーベルトの穴径の変更が可能です。

コンベア式

コンベア式装置ではワーク形状により搬送方法の選択が可能です。
例として、搬送時にワークがコンベアの端部へズレてしまう場合にはウレタンローラーを設け、ワークの安定搬送を可能とするなど、各種対応いたします。
連続でワークを搬送が可能なため大量に加工することが可能です。
前後工程とのインラインに対応可能です。

入口側でコンベアにのせたワークを本体内に搬送

本体内でブラスト及びエアブローを実施

出口側からワークが出てくる

間欠回転テーブル式

間欠回転(インデックス)する大テーブル上に着脱ポジションでワークを取付し、加工ポジションへ搬送されます。
小・中物程度クラスの量産品に対応します。
サイクルタイムがシビアなものにも対応します。

加工ポジションにて加工

エアブローポジションでエアブロー

着脱ポジションに戻ってくる

自動回転テーブル式

標準機のような見た目ながら、テーブルの自動回転やノズルの自動振動に対応しています。
小ロット多品種に対応ができ、自動加工のほか手動加工も行うことが可能です。

テーブル上にワークをセット

テーブル回転を行いながらノズルが振動

人手をかけられない、治具のクリーニングなどに対応し、生産性を向上させます。

跳ね上げ式

丸形状やシャフト製品に対し、装置内でワークを回転させながらショットを行う装置です。
ワークの形状に合わせてガイドを設け、安定回転を行いながら加工します。
ワーク回転の速度はインバータによる変速が可能です。

ワーク投入口からワーク投入

加工ポジションまでローラー間のワークを跳ね上げしながら移動

加工ポジションでワークが回転しながら加工

エアブロポジションへ移動しエアブロー

排出

吸着回転テーブル式

テーブル上に吸着治具を設けてワークを保持しながら加工が可能な装置です。
薄物で脆い製品に対しての加工が適しています。

ロボット搭載式

ノズルをロボットに保持させてブラストを行う装置です。
プログラム編成によって安定した加工再現性が可能です。
ワークとプログラムを紐づけすることで、ワークそれぞれの形状に合わせたロボットの動きが再現されます。
大物や複雑形状ワークに対応します。

ここに掲載されている装置は一例になります。
お客様の希望条件に合う装置選定のお手伝いをさせていただきますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

※上記の掲載写真については、㈱不二製作所様よりご提供いただいたものを使用しております。